手帳のフリーページに何書く?

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毎年あっても結局使わないのが、

手帳の巻末のフリーページたちだ。

 

今年使っている手帳「NOLTY U」は

マンスリーページ、ウィークリーページ、

そのあとピンク色の見開きページが

1ページだけあってそのあと

フリーページが46ページもある。

そしてそのあとは路線図などの便利機能。

 

ピンク色の見開きページには

「2017年の夢リスト」を書くのにぴったり

だと思ったので、ぼちぼち書き溜めている。

そのあとの46ものフリーページは

どうやって使おうか…と頭を悩ませていた。

 

そこで今年も45日が過ぎて、

ある程度いろいろなことをしてきたので

振り返ってみることにした。

振り返ってみると、意外といろいろな

ところに訪れていると感じた。

 

その中から、「初めて訪れた場所」を

書き留めておくページを作ろうと思いついた!

 

ずっと名前だけ知っていたラーメン屋さん。

場所だけは知っていた喫茶店。

いつか行こう行こうと思っていた

おしゃれな軽食屋さん…

 

日付、場所の名前、その横に

1行におさまるようにひと言コメントを書く。

このコメントは、訪れたからこそ書ける

ことを書こうと意識してみよう。

「おばあちゃんちって雰囲気だった」とか。

 

まだまだ開拓の余地がある私の手帳。

フリーページもまだまだ空白のページで

いっぱいだから、ワクワクするな。

最終日を前に、江口寿史展

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すべりこみセーフでもう1回楽しんできた。

江口寿史展 KING OF POP」

 

(この記事を公開する頃には

ちょうど最終日になっちゃうけれど…)

 

1か月前に訪れた時はソワソワしてたので

ソワソワした気分で見る作品たちだったけれど

今日は違った。ゆったりした気持ちで

江口さんの作品を楽しもうと思って訪れた。

 

改めて、すてきな作品ばかりだし

私は江口さんの描く女の人がすごく好きだけど

男の人のイラストもいいなと思う。

雑誌の表紙のイラストで、

目をくしゃくしゃにして笑ってる

男の子(高校生くらい?)がいて

たぶん無表情でもかっこいい子なんだろうな

とか、そういうことを考えながら見ていた。

 

住んでいる街にデニーズがないから

ここで初めての対面となったのだけれど、

デニーズのメニューイラストも好きだ。

私が生まれた頃に書かれた作品で

皿に盛られたハンバーグや

がやがやとしたレストランの雰囲気が眩しい。

 

グーグルの検索ボックスに名前を入れれば

江口さんの作品はいくつか見れるけれど、

展覧会にはネットには載っていない

魅力的な作品がたくさん飾られている。

ネットでいろいろなものが見られる時代に

なったけど、そうじゃないこともまた

まだまだ沢山あるよということに気付く。

 

漫画ももう一度しっかり見て楽しんできた。

編集部の人へのお願いや、

こだわりなんかも原画から見てとれて

おもしろいコーナーだった。

 

そして、会場の出口の最後の最後、

私を見つけた。

 

展覧会に出かけた友人から

「ありすちゃん発見したよ〜」と

教えてもらってはいたけれど、

ぜひ自分の目で見てみたかったのだ。

あの日、1月14日にあの場所に集まった

ほかの人の似顔絵と一緒に飾られていた。

自分の似顔絵は穴があくほど鑑賞したので

(ちゃんとクリアファイルに入っているから

穴はあきませんが)

久しぶりにほかの人の顔にも再会できた。

 

江口寿史展は2月12日まで。

時間を戻して私はもう一回行きたい。

 

 

alicewithdinah.hatenablog.com

 

 

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『LA LA LAND』(試写会)

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ひと足お先に、観てきちゃった。

嬉しいことに試写会が当たったので、

早めの夕食をとって、映画館へ…

 

初めて『ラ・ラ・ランド』を知ったのは

年末だったかに出ていた雑誌の映画特集で。

今の映画と昔の映画とごちゃ混ぜになって

誰かのオススメの映画が

写真とともに紹介されていて、

背景の色と人物のドレスの色がきれいで

「この映画、今度観よっと」とすぐ思った。

その時は勝手に昔の映画だと思い込んでいて、

これから日本で公開されることに驚いた。

 

そのあと、年末年始にロサンゼルスに

行ってきたというアメリカ留学中の友人が

『ラ・ラ・ランド』が面白かったと

熱烈プッシュしてくれた。

ひと足お先に観ることになったと伝えたら

「この景色を本編で探してね」と、写真で

プレ"聖地巡礼"をさせてくれたので

私はますます映画が楽しみだった。

 

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ミュージカル映画だから、冒頭も一曲

歌と踊りで飾られている。

まず、それに一気に引き込まれてしまう。

なんというかもう、踊りもいいし、

フリーウェイのずっと続く上に車が沢山あって

ロサンゼルスの気候と、人々の

晴れ晴れとした顔がそこにあって

曲調もわくわくするし、初めから最高だった。

 

去年のちょうど2月に訪れたロサンゼルスを

瞬時に思い出した。

あの日もフリーウェイの上は渋滞していて

海の帰り、Uberの運転手さんが

舌を鳴らしていたのだった。

 

まだ公開前なので、あんまり

細かいパーツについては話さないほうが

いいと思うので書かないけれど、

観た人とは思わず

語り合いたくなってしまうだろう。

私もアメリカで映画を観た友人と

メッセージで1時間以上語り合ってしまった。

 

夢を追いかける

サクセス・ストーリーとして観るか、

ミアとセバスチャンの恋の物語として観るか、

そのどちらでもないか…観点はいろいろだけど

ぜひ焦点を変えて、また観たいと思った。

そうしたらまた、

この作品についてブログを書きます。

 

歌の歌詞も字幕の翻訳もとってもよくて、

心に響く言葉がいくつも見つかった。

友人いわく「そんなに難しい英語ではない」

ので、同じ歌を私も英語で

歌えるようになれたらいいななんて思う。

 

『ラ・ラ・ランド』の公開は24日。

ミュージカルやジャズが好きな人も

なにか夢がある人も、

夢が叶わないと落ち込んでいる人も、

ロサンゼルスのキラキラした雰囲気を

楽しみたいと思う人も、

そしてそうでない人にも

ぜひ観てほしい作品だった。

 

 

追記

試写会から3日経ったけれど、

楽曲がやはりめちゃめちゃよい。

サントラを聴いてはうっとりする日々。

ただし、映画の内容を思い出して

涙がこみあげてくることもあるから

化粧の最中に聴くことを自分に禁じた。

わくわくするのに泣けてくるってすごいよね。

 

予告編動画でも楽曲の魅力が伝わるので

ぜひYoutubeの予告編で聴いてみてください。

世界が遠い夜

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小学生の頃までは、私にとって部屋の中では

ラジカセ付きのCDプレイヤーだけが

世界とリアルタイムでつながれる

貴重なアイテムだった。

 

ラジオのスイッチをオンにするのは、

リアルタイムの世界をキャッチする合図。

 

最新の音楽、楽しいおしゃべりが届く。

孤独な気持ちを感じたら

スイッチをオンにしたものだった。

オフならオフで、それも落ち着いた。

 

今はどうだろう。

使い古したガラケーiPod

設定によってWiFiが使えるiPodiPad

ICレコーダーにもラジオは付いているし、

スマホにパソコンも部屋にはある。

 

小学生の頃に無音の中で感じた孤独は

もう私の部屋にはなくなった。

代わりに別の意味での孤独とかさみしさとか

そういったものが端末を通して届けられる。

 

枕元の時計が壊れてしまったので

ここ数年はずっとiPhoneのアラーム機能に

頼りきって朝、起きている。

 

きのう、翌朝は早く起きる必要がないんだ…

ということを思い出して、とても久しぶりに

iPhoneのアラーム機能を使わないでみた。

枕元にiPhoneをいつも置いていたけれど

それもなし。ベッドに持ち込まなかった。

 

代わりに眠たくなるまで

文庫本を読むことにして、

端末を見ないで私は眠りについた。

 

世界が遠い夜だった。

文庫本に入っている物語は

はるか数十年前の時代のものだ。

眠りについて、火事の夢をなぜかみた。

小学生の頃に毎日感じていた孤独、

それも「いい」孤独の気持ちがまた

一夜にして蘇ってきていい夜だった。

週末TIPS

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2月に入っても変わらず

「自己流・7つの習慣」を続けている。

一歩が踏み出せなくなるだめだめの日も

不安が蓄積してどうしようもない日も

なんとかこの習慣ととともに切り抜けて来た。

 

今週は毎日しっかり7つのタスクをこなして

眠りにつくことが出来ているから、

お風呂あがりの時間がとてもいい気分だ。

 

土日も予定が入っていないとヤダ!という

時期もあったけれど、

近年は予定を作らない休日も楽しんでいて

昨年末に部屋を大掃除してからは

部屋にいる時間がますます楽しくなった。

 

そうなると、つい部屋のために何かしたくて

また、平日のタスクのこなしこぼしを

なんとかスッキリ精算させたくて

土日の家にいる日にいつもより多くの

やるべきことを設定してしまう癖がある。

そして結局急な予定が入ったり

思わず夕刻まで昼寝をしたりしてこなせず

「だめだめの日」を作ってしまうことがある。

 

先週は映画『沈黙』を観た。

半券は捨てずに手帳に貼りたい。

だから先週のウィークリーページの

「自己流・7つの習慣」を書き込むスペースは

半券を貼ったので週末が少し狭くなった。

(シネ・ウインドで観た2作品は半券なし)

 

週頭はいろいろ錯誤して頑張ったし、

週末はちょっとゆるくいこう…と

半券に占拠されたスペースを見て考えた。

「7つ」、日によっては「9つ」以上

埋めていたタスクだけど、

先週末は「5つ」に設定して書き込んだ。

 

1週間の生活リズムや過ごし方にもよるけれど

たまにはこうして別のもので

ウィークリーページを占拠してしまって、

ゆるい週末を過ごすのもいいな。

『沈黙』

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この世界の片隅に』に続いて

ぼうっと観てはいられない作品を。

 

遠藤周作が原作を書いた『沈黙』。

スコセッシ監督がハリウッド映画にして

世界でこの物語が公開されることとなった。

 

ポルトガルの宣教師が、

キリシタンを弾圧する日本の地に踏み入れた。

彼らには、囁かれている

先輩の宣教師がキリスト教を棄教したとの噂の

真相を確かめるという目的があったーー。

 

映画の始まりって、音楽が流れたり

主人公の生活音なんかがしたりするものだけど

『沈黙』はただひたすらに静寂の中、

虫の声、葉が擦れる音がするだけだった。

『沈黙』というそのタイトルの通り

BGMらしいBGMはこの映画に似合わない。

 

『沈黙』というタイトルを監督がどう解釈して

映画を作るのに組み込んだか、

また、物語にとっての「沈黙」は

どのようなことを意味するのか…

一度目でなぞっておわり、ではなかなか

自分の中で考えが解決しない。

スコセッシ監督なりの解釈や、

役者それぞれなりの解釈があって

物語が映画として完成して成り立つように

映画を観る私たちそれぞれも

解釈の仕方があると思った。

 

主人公の宣教師・ロドリゴは、

どんなに祈っても神は答えてくれないと憂う。

島の荒地の上空を飛ぶ鳥を見て

あれもまた神の使い(正しい表現は失念)

だ、と頬をほころばせる。対して

日本ではすべての自然のものが仏だという

考えかたが広まっていて、

BGMのように映画のはじめと終わりを

覆っていた虫の声だって、

アニミズムに基づく演出だったかもしれない。

 

人の心は終始それぞれの思いに燃えており

争点となった信仰自体はそれぞれ

とても静かなものだった。

 

普段生活していて信仰については

なかなか話題にのぼるものではないけれど

スクリーンを見つめる2時間半、

信仰を「自分の信念」や

「なくてはならないもの」なんかに置き換えて

もし自分にとってのそういうものが

自分の暮らす場所や、わかってほしい相手に

受け入れられなかったら…という想像をした。

 

今の日本ではお正月もクリスマスもする。

これは、『沈黙』で描かれていた時代から

どのように変わった結果だろうか。

慣習や習慣が変わっただけで、

人の心はたいして

変わっていないかもしれないし。

 

『沈黙』では日本の俳優が何名も出演した。

特に学年が同じ小松菜奈さんが

この映画に出ているのは感慨深かった。

 

歴史の教科書で見た「踏み絵」が

実際どのように行われていたか…

踏み絵だけでないキリシタンのあぶり出しが

そこに描かれていた。

 

『沈黙』の原作もこれから読んでみようと

思ったし、これをきっかけにして今年は

歴史を描いた小説も読んで見たいと思う。

31から始めよう

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「ダイエットは明日から…」

「明日から本気だす!」

なんて、私もよく言うものだ。

 

日曜日の夜は次の日から始まる1週間が

まだ見えていなくて憂うし、

ベッドに潜って外が明るくなるまで

その先のことなんて考えたくなかったりする。

 

いっぽう、「明日やろうはばかやろう」

なーんて言葉もあった。

もちろんこっちの言葉のほうが

説得力があって、心に留めて行動するなら

こっちの言葉のほうがいさましい。

でも、明日の自分に期待と信頼を寄せるのは

分かっちゃいるけどやめられない。

 

最近はそうでもないけれど、

私には「月のはじめは笑い日ジンクス」

という厄介なものがあった。

毎月1日、新しく始まる1か月を

楽しみに迎えるのに、なんかついてない。

失敗ばかりの1日になりがちだ。

 

日曜日の夜は月曜日を憂うし、

31日の夜は明日からの1か月に

過剰に期待してしまうもの。

 

だからこそ、月曜日から続けたいことは

日曜日の夜から準備をすればいいし

1日から心がけたいことは

31日に心がける練習をしておく。

そしたら少しは憂う気持ちや

期待する気持ちも落ち着くかも…。

 

と思うので、2月の計画は今のうちに。

まずはたくさん水分をとって、

しっかり元気でいよう。