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二等辺三角関係

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検索してみたら、既出だった。

 

 わっはっは。面白い質問ですね。
親密度の高い二人を結ぶ辺は短くなると思います。
仮に妻と亭主と亭主の愛人で構成する三角形の場合、妻と愛人を結ぶ辺はかなり長くなり、…

 

1.二等辺三角関係 

Yahoo!知恵袋にはこのような回答があった。

質問者にとっては解決のヒントになったようだ。

 

「その桃は、桃の味しかしない」/加藤千恵

 

 

その桃は、桃の味しかしない (幻冬舎文庫)

その桃は、桃の味しかしない (幻冬舎文庫)

 

 

 

ひとりの男性の愛人同士が2人、ルームシェアをしている。2人はそれぞれ、別々に男性と会っている。時々男性も2人が住む部屋にやって来て3人で食卓を囲む…。この物語はそんな「二等辺三角関係」という言葉がぴったりな3人のことが描かれる。女性2人のうちの1人を主人公として、展開していく。

 

主人公は恋敵とのふしぎな生活を耐久レースだとは思っていない。どこまでも冷静に(それが少し危ういのだけれど)現状を受け止める。解説のページで西加奈子さんはそんな主人公を「温度が低い」と表現する。「ありったけの静けさ」、これが読者をどんな気持ちにさせるのか。

 

加藤千恵さんの文章は、女性の奥底の気持ちを丁寧に汲み取り寄り添うのが得意だと思う。少し前に読んだ短編集「ラブソングに飽きたら」でも加藤千恵さんはその魅力を発揮している。

 

ラブソングに飽きたら (幻冬舎文庫)

ラブソングに飽きたら (幻冬舎文庫)

 

 

 

2.名言を発しまくる、ある人の話

偉人の名言より響く言葉はすぐそこにあったりする。そういう言葉たちを何の気なしに輩出する人もいる。すごいことだと思う。

 

「良い、悪いではなくて特徴」

なにか不都合なことがあったときはこの言葉を思い出すとハッとさせられる。感情によって物事をとらえがちだし、私ならそうならないように分析をはじめたりする。しかし大ざっぱにでもまず「特徴」なのだと思えば、少しらくになる。

 

「あたり商品を見つける」

シンプルなものをパリっと身に着けている。てっきりわりと新しいものであるか、とても高価なものなのかなと思ってたずねてみると何年も使っているし、わりとお手頃なものであるという。お店にいくつか同じものが置いてあってそれを購入したいとき、どれかひとつを選ぶ。私は何度も「はずれ商品」に出会うことがあった。購入して少し経つと、すぐに不具合を起こしてしまうのだ。困ったことである。大切に使うことも大事だけど、「あたり商品」を見つけることもコツなんだそうだ。いったいどうやって見つけたらいいんだろう。やっぱり直感力を磨けばいいのかもしれない。

 

言葉の力をお守りにして歩いていきたい私にとって、そっと寄り添ってくれるたのもしい言葉たちだ。

 

 

3.春が来て、年度末が来て、思うこと

今日は最高気温20度、コートもタイツもいらない晴れの日だった。春物のニットをおろし、薄手の靴下でつま先を包む。ちょっと喉がかわいてコンビニまで歩く。今まで風や寒さに身を丸めていたから、背筋が伸びた姿を買い物帰りにばったり通りかかった祖母に褒められた。なんでもかんでも嬉しくなってくる、やはり気候にはかなわないな。

 

年度末ということで今回は3つのお話をしてみた。本を読むこと、言葉を吸収すること、人に会うこと、考え続けること。まさに私がブログを始めてから過ごしてきたことが凝縮された記事になった気がする。

 

自宅に、4月に行われる選挙の投票券が届いた。両親の名前が書かれたそれには、私の名前が書かれた券も一緒に綴られていた。来月いよいよ、私もはたちになる。