MIND THE GAP,CHANGE THE MIND
日本の電車だいすきな私は、もちろんロンドンの地下鉄も気に入りました(1日乗り回して帰宅すると、鼻の穴がまっくろになるけれど!)。公共交通機関を利用すればだいたいの乗り物は、発車の前に「ドアが閉まります」と いうアナウンスがあります。そしてロンドンの地下鉄「underground」のアナウンスは「MIND THE GAP」なのです!
マイーンザギャップ、このアクセントと若干低い声がたまりません。
月曜日、今週も学校のはじまりです。朝登校中に駅に併設するコーヒー屋さん「COSTA」でホットチョコレートを頼もうとしたら、接客してくれた店員さんが前回と同じハンサムなお兄さんでした。何も言わないままで「ミディアムホットチョコレート?」と聞かれ、覚えてくれてたのか〜と感動して頷きお会計を済ませ、少し待って出てきたカップからはホイップクリームが見えました。すてきなサービス!思わず何回も「ありがとう」と言ってしまいました。
先週で卒業してしまった人はいなくなり、今日のクラスルームはちょっとさみしげ。隣の人と「週末は何をしたの?」と質問しあうワークからはじまりました。私は隣に座っていたミサキと週末の話をしていたばかりだったのでらくちんでした。そのあとは今日のトピック、ロンドンと同じく有名な都市ニューヨークについて学びました。
ニューヨークは危険な街だと思われているけれど、法律が新しくなっていき現在はかつてより皆が心配するよりも安全になったということです。「それじゃあ、ロンドンに新しい法律を作るとしたら?」「タクシーをもっと安く乗れるようにする!」「食べ物のにおいがきついから、バスや電車で飲食禁止にする!」今日もなかなか興味深いトピックでした。
さて、授業が終わってお昼の時間になりました。ニューヨークの話をしていたというのに、なぜか私の頭の中はお好み焼きでいっぱい。いつもならユウタとアオイと「どこで食べる?」「まかせる」「こまる」となかなか決まらないのですが、今日は私の一声でユウタが見つけたというお好み焼き屋さんに行くことになりました。
大英博物館のすぐそばにある、「あべの」
ハルカスではありません。
店内は久しぶりに見る箸、鉄板、掛け軸!日本のお好み焼き屋さんみたいでした。
ランチセット(お好み焼きと味噌汁・きょうの一品)をオーダーすると、いとしの味噌汁が運ばれてきました!久しぶりの味噌汁が体にしみわたります。きょうの一品はいんげんの胡麻和え。おふくろの味って感じでした。
日本人の店員さんがきて私たちのお好み焼きを慣れた手つきで丁寧に焼いてくれました!ユウタは洋風のロンドンミックスを大きいサイズで、アオイと私はキムチ入りの大阪ミックスにそばをつけてモダン焼きにしてもらいました。
姉妹店が難波にもあるらしい「あべの」のお好み焼き、ぺろりと食べられてかつボリュームもあって、大満足でした。
二階建てバスの景色を楽しんで…
お好み焼きで大満足したといえども、おやつは食べたい!ということでSOHOの街角にあるイタリアのジェラート屋さんへ。
ブラッドオレンジ、キウイ、バニラ、真夏の夜の夢、リコッタコーヒー、メロン、ミント、チョコ、ココナッツ!3人で食べると大迫力。イタリアには行ったことがないけれど、「チャオ」と挨拶してくれるイタリア人の店員さん手作りのこのジェラートから本場の空気を感じました。
地下鉄に乗ったり歩いたりしていると、見えたのはカラフルなお店。そう、チョコレートの「m&m's」のお店でした!
グッズも可愛いけれど
好きなチョコレートを好きなだけ詰めて量り売りするこのすばらしい空間!私はピンクを基調とした子供部屋みたいな色合いのチョコを選んで買ってみました(^o^)
大満足♡
ロンドンにいると、よくふしぎな日本語の服を着ている人を見かけます。リージェント通りのあたりにそのお店があるということで訪れてみました。
ここ、Superdry=極度乾燥(しなさい)です!このスーパーを極度と訳し命令形にするところがイカしてると思いました。
店内の階段にもしっかり店名が刻まれています!ブランドなのでやっぱり値段はお高めですが、ふしぎな日本語が書いてない服は普通にドレッシーでかわいらしかったり着たい!と思える服が多く目移りしました。
だんだんお腹もすいてきて、私たちはユウタおすすめのジャーマンパブに向かいました。
電車を乗り換えた先は…
Bavarian Beerhouse
かわいいウェイトレスさんからメニューを受け取り、とりあえずビールを。メニューの名前はすべてドイツ語で書いてあり、どんな名前だったのか忘れてしまいましたが私は一番右のあわあわのを飲みました。あまり苦くなく、スッキリとした味!
ひたすらお肉とじゃがいもに見えますが、そのとおり。美味しい3品をいただきました!!私たちはなぜか5文しりとりをしながら食べましたが、ふたりの発言する知的な5文字に驚きっぱなしでした。
お腹もふくれ、そろそろ帰ろう…とすると隣のテーブルがお誕生日のお祝い中。一緒に歌ってあげると陽気なイギリス人に喜ばれました「日本から来たんだよね?ようこそ我らの国へ!」
帰りももちろん地下鉄を使いました。
あんなに「MIND THE GAP」と繰り返しては笑っていたのに、すっかりねぼけてしまったのか「CHANGE THE MIND」などと言ってしまいアオイに笑われるしまつ。でも段差に注意しつつ気持ちを切り替える、「MIND」をふんだんに使ったこのふたつをつなげた言葉、なんだかいい感じです。