きのうと今日の境目はどこ?

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電車が到着すればゲートが開き、カーブした壁が近未来的な雰囲気を醸し出す駅「ウエストミンスター」。地上に続くエスカレーターを覆う屋根も工場みたい。今日はこのウエストミンスター駅から始まる小さな旅に行ってきました。

駅を出ればすぐに見えるのはビックベン、左に曲がればロンドンアイがすぐそこに。テレビのニュースの中継でも背景としてよく使われるこのウエストミンスター。ロンドンアイに向かって歩いて…

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テムズ川をクルージングしながらグリニッジを目指す船旅のチケットを手に入れました!!

昨晩夕食を食べているときに、ホストファミリーに「グリニッジは素敵なところよ。行かないなんてもったいない!」とおすすめされて、せっかくだからと行くことにきめました。

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あいにくの曇り空で肌寒かったですが、船に乗り込むと二階の席に着きました。いろいろな珍しいかたちの建造物を船の上から眺められます。ガイドを聞きながら船に揺られて1時間と少しでグリニッジの船着き場に到着!

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グリニッジの街並みはこのように優しいクリームのような色合い。この先をすこし進むと、旅行者向けの飲食店がたくさん!マーケットもやってます。

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でも、私がここに来た目的はひとつだけでした。木々に挟まれたこの道にしたがって…

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道が細くなってもしたがって…

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ちょっときつ〜い昇り坂をとにかく歩き

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15分ほどでグリニッジ天文台の博物館に到着しました!ざんねんながら音声ガイドに日本語はありませんでしたが、この天文台に関わった人々のことや大航海時代のこと、さまざまな発明が紹介されているのをざっと見ていきました。

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どこがいま何時なのかがひと目でわかる地球儀。東京はもう夜でした。

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これは世界中のどこがいま昼なのか、それとも夜なのかがわかるというもの。

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博物館を一度出るととてもいい景色が広がっていました。遠くに見える高層ビルたちは、船でも通った金融街なんだそうです。

そこでグリニッジに訪れた最大の目的を思い出します。子午線どこだ〜?!

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ありましたありました。これが世界標準の時間を定めている子午線です。

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子午線には人だかりが出来ていたので、順番を待って写真がじょうずそうなオジ様に頼んで撮ってもらいました!

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子午線をたどって行くと再び博物館の中のほうに繋がります。ちょっと戻って、天文台を覗いてみました…この写真ではうまく撮れなかったけれど、白い光の部分に本当は線が一本引っ張ってあります。

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ぶじにグリニッジでの目的を果たせたので帰りの船に乗り込みました。行きの船でたっぷり写真も撮ったことだし、帰りはゆっくり一階の屋内で暖まるべく窓際の席をゲット。乗客のほとんどは二階を選ぶのでとても空いていました。空もいつの間にか太陽が見え隠れし始めています。

グリニッジ天文台から船着き場への道のように、帰り道は早く感じられるもの。ぼうっとしていたらウエストミンスターに着いたことも気がつかないくらいでした。

船を降りたら次の目的地へ…

調べてみると、目的地の駅は私の定期圏内のゾーン1.2ではなく3にあるようです。ロンドンには日本のように乗り越し精算という概念がなく、行き先の駅に着いたときに運賃が足りないと無銭乗車のような扱いになってしまう…と聞いてビクビクし、ゾーン2で降りてチャージしたお金が足りているか駅員さんに聞きに行きました(笑)。

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なんとか目的地の最寄駅に着いて歩いていると道がせまく、このあたりに住んでいる人向けのよう…ちょっと郊外に来たのだなという感じがします。

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墓地や教会なども過ぎ、とにかく住宅街を歩きます。ちょっと不安になってきました。

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こちらも15分ほど歩いてやっと!目的地の看板を発見しました。

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とってもカラフルな牛がお出迎え。

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「God's Own Jankyard」
じゃーん!ここです。

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あちらこちらに色とりどりなネオンの看板が散らばっています。雑誌「BRUTUS」のロンドン特集で見つけたこのお店にずっと行ってみたかったんです。

先日の昼間に訪れた、夜に息づく歓楽街「SOHO」にある店の看板のほとんどの生みの親であるクリストファー・ブレイシー(と、家業を継いだ息子たち?)による看板がそこかしこに輝くこのお店。

店の奥は「the rolling stones」ならぬ「the rolling scones」カフェになっていて、ネオンを眺めつつお茶が楽しめます。緑茶風のあたたかいお茶をいただきました。

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思わずはしゃいでしまう空間!
訪れていたほかのお客さんたちもひとり残らず楽しそうでした。写真を撮るのに夢中な人どうし、ぶつかりそうになるまで気づかなかったりします。

もっと写真を載せたいけれど…

どんな作品が展示されているのか気になった方は、こちらをご覧ください。お店の人も親切で、ロックな気分になれて、カメラロールもカラフルになるとにかく素敵なお店です。

帰り道は長い旅になりましたが、ホストファミリーとピザを囲んで楽しく夕食をとってきました。

新鮮さと感動がつまった土日になりました!