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ブーツで階段をのぼる

ロンドンの「しまむら」、Primarkでショートブーツを買った。ちょうど1ヶ月ほど前のことだった。

荷物になるから、とすぐにはいて日本に帰ろうと思い足を入れてみると「左側だけきつっ!」と思った。私の足がおかしいのか、大量にお店に並んでいたショートブーツの不良品に当たってしまったのかはわからなかった。手荷物にぎゅうぎゅうに押し込んでなくなくサンダルで帰ってきた。

日曜日、久しぶりにショートブーツに足を入れてみるとやっぱり左だけきつい。でも少し手で押し広げてやったら大丈夫そうだった。実際にはいて歩いてみると姿勢はまっすぐになるし、背が高くなった気分になってとてもいい。

月曜日、大学で講義を受けていて先生の話が長かった。電車が少ないから4限を受けたあとはいつも急ぐことになる。5分授業が遅れるともう危ない。月曜日は3分だった。

まだおろしたてのショートブーツをカポカポいわせて走った。電車には間に合わなかった。

大学から駅へは下り坂が多く、駅から自転車置き場まではのぼりの階段が多い。

一般的に太るのは簡単で、痩せるのは難しいというし、堕落するのは簡単で、戻るのは難しいという。

でも私のこの新しいショートブーツとの生活は、下り坂よりのぼるほうがはるかに楽に感じた。

20歳を半分過ぎて、秋の気候にも慣れてきた今の私の気持ちに似ている。本はすでに5冊読んだ。