酒井順子さんのエッセイ

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朝、リツイートで回ってきた
「モデルが「ランク」が
上がるにつれて、笑顔が消え、
男に媚びなくなっていく理由/北条かや」
という記事からはじめる。


北条かやさんはこのように
モデルを考察しているけれど、
記事のタイトルの内容を指摘したのは
酒井順子さんというエッセイストだ。

今まで私は酒井さんの文章に
2箇所で出会っている。

1箇所目は本屋さんで、
『裏が、幸せ。』という本を見かけたのだ。
日本地図がひっくり返された表紙に
グーグルマップの目的地にさす
ピンのようなものがずらりとささっている。

裏が、幸せ。

裏が、幸せ。


日本海側に位置する県はひとつ飛ばしで
〇〇美人と呼ばれる…という噂の話で
新潟もあつかわれていたし、
今まで天気もよい太平洋側が
注目されていたところを、
あえて日本海側に焦点をあてて
日本の古き良き宝もの、そして
これからの時代の可能性を説いている。
日本海に住む身として頼もしい
エッセイだったことを、立ち読みした
だけでも覚えている。

2箇所目は雑誌「anan」の連載だ。
酒井さんは現在「ananの嘘」という
タイトルでエッセイを書いていて、
もう連載30回目を目前としている。
この危ういタイトルが興味深くて
ページ1面に文章が並べてあっても
ついついこの連載を読みふける。

4月13日発売号(私の誕生日です)で
めでたく2000号を迎えるというanan。
その2000号のあいだで、時代は
どんどん移り変わっていった。
女性誌としてファッションだけでなく
女性の社会的地位の変遷に即して
ananはさまざまな特集を組んでいた。
近年ではマナーや体づくり、
旅行やペット、片付けのことなど
毎年同じシーズンに同じ特集が組まれて
いるように思うのだが、
80年代のananはバブル期や
女性の社会的な活躍を受けてか、
「あえて結婚しなくてもいい」
などといった特集の号を
立て続けに出していたようだ。
その時代に生きて、ぜひこの目で
その特集にどんなことが書いてあったか
見てみたかったものだ。

いろいろなエッセイストがいるけれど
歴史や社会的な動きを
こうして私たちにわかりやすく、
そしておもしろい切り口で
紹介してくれるエッセイは
どんどん読みたくなってしまう。