ちいさな嘘をつく


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けさも隣の人のシャワー音とアラームのダブルパンチで目が覚め、それでも寝不足じゃなかったのでスッキリ目覚めました。

なぜかロサンゼルスに来てからはとてつもなく変な夢をたくさん見ている(内容は覚えていない)けれど、実は昨日までとても痛かった喉が今朝は良くなっていて気分があがります。

今日ははじめてバスを使って、ヨシノおすすめの「マンハッタン・ビーチ」に行くことにしていました。
 
昨日よりは早起きでも太陽はそれなりに高くなっていて、気温も上がってる!Googleマップで乗り換えを調べるとあまり時間もなく…買っておいたミニサイズのポテトチップスをバリバリ食べながら急いで準備しました!

バスに絶対に間に合うように家を出たけれど、目の前でバスが行ってしまったり方向を間違えたり…バスを待つこと40分、やっと乗ることができました。

次の課題は降りること!

日本のバスは座席ひとつひとつにボタンがついていたし、ロンドンの二階建てバスにも目立つところにボタンがあったので悩んだことはありませんでした。

でもロサンゼルスのバスはボタンがない…!急いでググってみると、車内に張られた黄色のロープを引っ張って降りる意思を運転手さんに伝えるそうです。おそるおそる引っ張ってみると「リン!」とベルが鳴り、電光案内板にも「降車リクエストを受け付けました」と表示されました。

乗り換えにも手こずったけれど、なんとか。しかしGoogleマップが示すゴールはなんと徒歩48分先!!!真夏の空の下を歩くのは現実的ではありません。

最初からそうすればよかったけれど、今日もUberを頼ってビーチにやっと到着。

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Manhattan Beach !!

Uberの運転手さんに「泳いでくんでしょ?楽しんでよ!」と言われて、「うん、ありがとう」と答えたけれど、実際はただ海辺を散策したかっただけ。でも、説明するのがめんどうで、こうした誰も傷つけないような嘘を時々ついてしまうのです。

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ケイティ・ペリーの「カリフォルニア・ガールズ」が脳内再生されてしまうような色合いの街並み!!

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とりあえず熱中症になりかけのへろへろ具合だったので、落ち着くスタバに入ってみました。レモネードが美味しくて、また食事のセットドリンクに登場することがとても多いようで、ロサンゼルスに来てからはレモネードをたくさん飲んでいます。

奥に座っていた新聞を読むおじさんがとても気さくで、くしゃみした私に声をかけてくれたり「じゃあね」とでもいいたげにニヤッとしてくれました。

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おとといのサンタモニカと同様、海の上をゆく桟橋「ピア」に行ってみました。

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ピアの端には売店があったので、「cool haus」のいう美味しいクッキーアイスサンドを買ってみます。

売店は日陰をつくり、日陰では風も涼しい。しょっぱい海風と、甘いアイスがいい感じ!

海風はぺとぺとするので長居は出来ないけれど、サンタモニカよりもローカルなビーチのため、往来も少なくリラックスできます。

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ピアの上の人も、砂浜に寝そべる人も、それぞれきらきら光る海やかもめを見て思い思いに過ごしている。

海の上ではサーファーもたくさん。波乗りに失敗して砂浜に打ち上げられたり、波をくぐり抜けて顔を手で拭いていたり。波の隙間に目をやると、しぶきと日光が作るかすかな虹が見えるんですよ!

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そろそろピアを離れよう。

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お昼はロンドン以来のパブ的なお店に行きました。歩いていると暑いから、テラス席ではなく暗めで涼しい店内席へ。

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ヘルシーなお昼、そして少量ポテチの朝ごはんが続いたのでがっつりめに食べたいと思って「シェパーズパイ」を注文しました。

普通に見えるけどこのシェパーズパイの皿、手のひらを広げた大きさより大きいです(私のこのでっかい手でも、です)

予想どおり食べきれなかったし、パブに来ればお酒だって飲みたくなったけど(アメリカでは21歳にならないと飲めません)、ゆっくりできました。

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そのあとは海辺の街並みを楽しみました。
ちいさなブティックや雑貨屋さんを回り…

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高級住宅街に突入!
美しい海が見えるこんな場所…どんな人が住んでいるのかな。

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海が坂の下にちょろっと見える、この景色もなかなかのものですよね。

帰りは潔く、Uberを頼んで帰りました。運転手さんの調子っぱずれな歌を聴きながら、ゆかいでした。

帰宅して、やっぱり炎天下を歩くのはきつかったかも…とベッドに寝そべっていると、

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友人から電話がくる。

ヨシノも学校から帰ってきたから、みんなでしばしバーチャル女子会しました。海の向こうは雪が降り、暖かそうな黒い服を着ている…お昼になるころで、こちらも夕食を食べるころだったのでそこで電話を切りました。楽しかったね。

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ヨシノの宿題の量と、私のシェパーズパイたっぷりのお腹と相談して夕食はチャイニーズのカフェ・Tea stationにて。ノートやパソコンを広げていると、他にもそんなお客さんがあとからあとからやってきます。

「みんなカフェは勉強するところ、っていう感じなの。ここも夜中までやっているし、夜にスタバに行くとすごいよ!みんな勉強してる。」

日本でもカフェ勉強の文化が根付いてきましたが、なかなか話し声が気になったり机がとっても小さくて参考書・ノート・ドリンクが収まりきらないことがよくあります。広大な土地、ということもあるかもしれないけれど、ロサンゼルスで訪れたカフェはどこもテーブルが大きめ!

ヨシノのおすすめ・バボ(タピオカドリンク)を飲みながら、ヨシノは勉強・私は日記を書いていました。「バボ多すぎ!全部吸えるかな」と言っていたけれど、全部飲んでしまいました。ヨシノの学校の友達も働いていて、学生でにぎわう和やかなカフェでした。

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「アイス入るお腹、残ってる?」

と車の中で聞かれ、「残ってる」と答えるとヨシノが連れてってくれたのは蜂蜜の巣が乗っかったアイスが食べられるお店、「ハニーミー」。

はちみつソース、とかではなくて本当にはちみつがドバッと載っているのです。

アイスは甘すぎず、はちみつが絡むといい感じ。「こういうのは2つまとめて写真に撮るとかわいいんだよねー」

ロサンゼルスで過ごす最後の夜、今夜はまだまだやることがありそうです。