マリリンの寝巻き

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眠るときに何を着ているかを聞かれて
「シャネルのN°5を数滴」と答えて
話題を呼んだ、という逸話がある。

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ヤフー知恵袋にこんな
ナイスな質問が見つかった。

ベストアンサーの方のいうとおり、
マリリンが実際は何を着て眠っていたか
詳しいことは分からないのがさすがだ。


話は変わるけれど、
百貨店の化粧品店フロアは楽しい。

プロの手の力で顔色が変わる。表情が変わる。鏡越しに実感したし、友人の顔を見ていてもその変化に驚いた。客観的に見た肌の特徴なんかも教えてもらったりした。記念として、ほしかったものだから、ときめいたから、と結局全員一品ずつ選んでデパートをあとにした。

以前こんなこともあったっけ。

母の口紅を選びに化粧品店のカウンターに並んで腰かけた。カウンター越しに店員さんはとても丁寧に化粧品を勧めてくれる。

ポイントメイクツールひとつを求めに行っても、「春はここがゆらぎやすいですよ」「ハイライトはね、こんな力もあるんです」と顔全体に効果のある話をしてくれる。

若者に人気の真っ赤なリップを塗るなら、アイメイクはナチュラルに。逆に、目元を印象的にしたいなら口元は自然に…「バランスが大切ですよ」と店員さん。一点集中は、品がよく見えるしメイクの効果も美しいものになるという。

唇用のアイテムだけでも、リップグロスにルージュ、その中間などなど色別に合わせればたくさんの種類がある。

シャネルでは、繰り出し型のルージュの色ひとつひとつの名前が印象的だった。「このラインのルージュはみんな、シャネルに関係した人物の名前になっているんです」と店員さんが教えてくれた。アリスはあったかしら。

「口紅ひとつとっても、顔の印象はだいぶ変わりますよ」という言葉に母は化粧のたのしみに改めて気付いたようだ。「ちょっといつもより明るい色にしてみようかな」と相談していた。「毎日使いたくなる色がいいね。」

店員さんがカウンターに展示されていた香水をひと吹きしたペーパーを私たち親子に手渡してくれた。(マリリンの寝巻きの香りではない)

「お財布やカバンに入れて、香りを楽しんでくださいね」 

香りが空気に触れた時間の経過によって変化するという香水のしくみは不思議だ。ほんとうに付け始めのときの香水の香りは強すぎて、人に会うのには適していないという。

長いあいだ空気に触れず、トップノートの香りのまま美しい小瓶に詰められた香水たちは、いったいどのような気持ちだろうか。