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ハズレIDの新学期

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21歳になって気付いたことは、
「はたち」の3文字のおさまりのよさ。

「あたしーはたちー」と歌った。

「私は22歳らしい」と歌っていたけど
トゥエンティートゥーというのも
タタタン、とリズムが小気味良い。

20歳と22歳のおさまりのよさに挟まれて
21歳って宙ぶらりん。
アメリカのバーには行けるようになるね。

今月の13日に21歳になった。
大学は新学期が始まって、
新入生の溢れかえるエネルギーと
彼らを新しい仲間に取り込もうとする
上級生のエネルギーがひしめいて落ち着かない
それはそれで心地がよい。

私はといえば、ついに3年生にもなって
1度も講義の抽選に受からない記録を更新。
さすがに心が折れそうになる。

そんなときに誕生日を迎える。
20歳までは年齢を重ねて
毎年与えられる1つの数字が増えることで
出来ることが増えることを楽しんでいた。
アメリカにでも行かなければ、
(そして年齢確認のときに堂々とするの)
21歳なんてもう増えて楽しい歳じゃない。

抽選には落ち続けるし、
年齢を重ねる楽しみを新しく見いだすことが
必要になったということがゴツンと心にくる。

そんなとき、それでもシンプルに
周りの人からの「お誕生日おめでとう」が
嬉しかったのだ。

私の家族とか親しい人には4月生まれが多い。
「おめでとう」にその人との思い出とか
いつも言えない感謝の気持ちを込めたいと思う

同じように、「おめでとう」に添えられた
温かい言葉が身にしみた。
今年はとくにそうだった。

講義の抽選に落ち続けるのは、
ゲームの世界ではガチャを引いても
いいのが出ない「ハズレID」の持ち主だから
だよ、とゲーマーな人が言う。
妙に説得力があって悲しくなる。

1日で1年分の温かい言葉や気持ちを
受け取った21歳の誕生日だった。

これからは美しく歳を重ねていけますように。