アタリIDの新学期

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もうフられるのは慣れっこで

今回もフられに行ったのだった。

 

「どうせ、ね、また落ちてるよ」「ああー4年生の時間割はスカスカがよかったのになーしょうがないよねー」「あーますます落ちてる気がするわ」

 

人気の講義の抽選結果が、第1回目の講義が始まる直前に教室の前に張り出される。人だかりですぐには見えない。大学の合格発表を思い出す。といっても私はサッサと最前列に待機して見に行ってしまったので、「見えないよー」とつま先立ちをした記憶があるとしたらそれはドラマかなにかで見たのだ。

 

どうしてこんなにネガティブだったのかというと、私の学籍番号は「ハズレID」だとわかっているからだ。

 

ハズレIDの新学期 - 謎の国のありす

 

今回もこの講義の抽選に落ちたら、大学に入って一度も抽選のある講義がとれていないことになる!!これはこれですごい。

 

果たして今回は

「ハズレID」を極めることになるのか……?

 

タイトルからもう既におわかりかもしれないが、張り出された紙には私と友人ふたりの番号も並んで書かれていた。自分の目を疑った。

 

感想は「ああ、これで卒業できる……!」

 

自分は運が悪い、と思いながら生きるよりはラッキーだなあと思いながら生きる方がなんだか楽しそう。今回の抽選結果は大学に入って初めてラッキーだなあと思えるものだった。

 

しかも講義の内容も面白そうで役立ちそうだったのでさらにラッキーだった。一緒に結果を見に行った友人と椅子を並べてそれを聞けるのもラッキーだったし。

 

「いやぁー私たち、やっと運が向いてきたのかね」「この調子でいきましょうね」

 

ハズレID改めアタリIDの新学期はこうしてはじまった。楽しく過ごそう。