すみずみまで読む

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ブックカフェに訪れた。

マンションの外階段を2階まで駆け上がり、ドアを開くとカランカランとベルが鳴って「いらっしゃいませ」が聞こえる。

 

壁から突きでた棚に平積みになった文庫本。テーブル席とエントランスを仕切るように置かれた本棚にも本がぎゅうぎゅうに詰まっている。

 

窓から見えるのは静かな通り。思いがけず紅葉も楽しめてしまった。ここに来るのは二回目だった。前はイベントの打ち上げで夜に来たので、静かな落ち着くカフェとして利用するのははじめて。

 

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ハーブティーが蒸れるのを待つあいだに砂時計を眺める。チーズケーキも待ってくれてる。

 

静かに文庫本を1冊読み終えたあと棚に戻しに行くと、下の段に『暮しの手帖』が平積みになっているのを見つけた。

 

母が定期購読をしているので家にある号ばかりだったけれど、そういえば最近ちゃんと読んでなかったっけ。テーブルに持ち帰る。

 

手に取ったのは昨年の今ごろに出ていた号。「年末年始のおもてなし」「紐の結びかた」「防災のコツ100」「さいはてに関するコラム」…読者からの投稿ページや著名人による連載、私の好きな「暮しのヒント」「すてきなあなたに」も。

 

とと姉ちゃん』でも観たように、どの記事もていねいに文章が書かれていた。ページのレイアウトもすっきりしていて読みやすい。「商品試験」のようなページもあった。(大根おろし器だったかしら)

 

 

暮しの手帖 4世紀84号

暮しの手帖 4世紀84号

 

 

 

ああ、家に帰ったら雑誌をすみずみまで読みたいと思って帰路についた。

 

毎月必ず買う!ときめた雑誌はなくなってしまったけれど、今でも気になる特集やどうしても気に入ってしまったページがあれば雑誌を買っている。それなのに、今でも何も見ずに頭に浮かんできてしまうのは、中学生の頃に読んでいた雑誌の何気ない文章だ。

 

思えばあの頃は携帯で見られるサイトは限られていたし、本も「まだ早いかな」と思う内容のものも多かったし、新聞だって私には難しいと思っていた。だから髪を乾かしながら、夕飯を待つあいだ、勉強に飽きたときなんかに雑誌をすみずみまで読んでいた。

 

せっかく今は読むべきもので溢れているのになんだかもったいないなと思ったのである。だから早速伸びてきた髪を乾かしながら、最近買った雑誌をはじめのページからすみずみまで読んでみた。

 

ハイブランドを身にまとった美しい女性のページなんかは、つい写真だけに目がいってしまう。ハイブランドなだけに「これ素敵、買えるかな、幾らだろう」と文字のところに目を向けることもなかなかない。それでも目を向けてみると、ライターや編集者がその服を思って綴った文章がしっかり載っているのだ。

 

静かな空間で、「雑誌をすみずみまで読んでみる」楽しさを味わった1日だった。

 

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