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電話番号、いくつ言える?

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ホームボタンを押して画面を呼び出し

スライドでホーム画面が出る。

パスコードロックがある人はその段階もふむ。

緑と白で出来たアイコンをさわる。

スクロールして

(頻繁にその名前を見てるなら

スクロールしなくても表示されるかも)

おめあての名前をさわったら、

そこはもう私とその人だけの世界が広がる。

 

 

これはLINEで連絡をとるときの手順を

思い出して書いてみたものだ。

名前とアイコン画像を頼りに

連絡を取りたい人を見つけだす方法をとる。

 

ちょっと前はそれがメールだった。

いわゆる携帯の電話はもうたまにしかしない

(学校の書籍部かおじいちゃんから

たまにかかってくるくらい)

 

小学生のときはまだ家の電話で電話してた。

友達の電話番号は

書いてもらったプロフィール帳か

自分で作った電話帳を見てボタンを押す。

何度も遊びの約束をした友達の電話番号は

そらで言えるようになったものだ。

 

家族の携帯の番号と父の仕事先の電話番号も

しっかり記憶していたと思う。

出かけた先で迷子になっても、

約束していたバスに乗り遅れてしまっても

その番号さえあれば無事帰ることが出来た。

 

携帯電話を持つようになってから

どんどん時代がかわっていった。

番号は記憶しなくても

機械が肩代わりしてくれる。

その間に私は別のことを覚える。

 

今はLINEを主な連絡手段にしているから

大学で新しく出会った友達の多くは

私の電話番号を知らないし私も知らない。

 

携帯電話を落としたら

連絡先をすべて失ってしまうかもという恐怖に

機種変更の時に手続きを間違えてしまったら

機械をなくさなくても

連絡先をすべて失ってしまうかもという恐怖が

増えてしまっている。

よく連絡する人の番号は

知っておきたいな、なんて最近思う。

 

この前友人と写真を撮ったとき、

インスタグラムに載せる際に

「タグ付け」をしようとしていた。

「あー◯◯のアカウント名なんだっけー」

と言って色々試してとうとう見つけたのか、

無事にタグ付けされた写真がアップされた。

 

アカウント名(ID)は

替えることはできるけれど、

登録するときに短すぎるとたいてい

「このアカウント名は既に使用されています」

といったエラーが表示される。

だから同じアカウント名の人はいない。

その個人だけの番号なのだ。

まるで現代の電話番号みたいだなと思った。

 

友人がアカウント名を探す姿を見ていて

電話ボックスの中で、

ああでもこうでもない、とダイヤルを回す

いつかの誰かの姿を思い重ねる。

見たこともないくせになんとなく重なった。

 

SNSのアカウント名はたいてい

その人の「名前」とアイコンと一緒に

タイムラインで表示される

仕組みになっている。

だから何度も目にして

覚えてしまうことも結構ある。

 

名前の響きはその人の性格を表すという

考え方があるみたいだ。

「ま」だったら丸い感じがする、とか

濁点がついてると勢いがあるとか。

 

アカウント名にもアルファベットの並びに

なんとなくその響きのイメージが

纏われるような気がしている。

もうちょっと柔らかいアルファベットを

使えばよかったかななんて思う。

 

生年月日や電話番号なんかで

占いができるのを雑誌で見たことがある。

アカウント名占いなんてのもあるかな。

 

現代のアクティブな番号、

アカウント名は奥が深いなと思う。