のんびりチャージの日

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この間の連休で、

家でのんびりする日を作った。

 

秋ドラマが始まる前で特に録画も溜まらない。

私は2年前の9月に、ロンドンに行っていて

観られなかった番組を集めたディスクを

手に取って観てみることにした。

私が好きそうな番組を、

母が録画しておいてくれたのだ。

「恋仲」に「花咲舞が黙ってない」…

懐かしのドラマたち。

結末をtwitterで間違って知ることがないよう

注意してたなーなんてことを思い出す。

 

2015年9月といえば、

NGT48が初めてお披露目ライブをしてから

しばらくという時期だった。

そのためか、NGT48のオーディションや

初めてのお披露目イベントに向けた

密着ドキュメンタリー番組が多かった。

新潟のテレビ局でももちろん、

全国放送でも新しい48グループの誕生は

注目されていたみたいだった。

 

夏休みにNGTの公演を2回観に行ったし

最近は選抜入りしたメンバーもいて

音楽番組なんかにもたくさん出るようになり

活躍ぶりがめざましい、NGT48。

ディスクに入れたままにしていた

2年前の彼女たちの姿はどうなのか。

気になって一気に全部観てみることにした。

 

今でこそアイドルらしく、

パフォーマンスや堂々としたスピーチが

得意そうなメンバーたち。

2年前、それ以上前の彼女たちは

今に比べるとまだまだ幼かった。

 

オーディションでうまく踊れない子。

秋元康さんの質問にうまく答えららない子。

体育か部活で、真っ黒に日焼けした子も。

オーディションによって決まったメンバーが

初めての合宿に参加している場面では

「常にお客さんにアピールして!」

「それじゃあ全然足りないよ!!」

と叱られている。

 

私は夏休みに観に行った公演を思い返す。

自分の歌や踊りだけに必死になるのではなく

あちこちにいる私たちお客さんの

目をしっかり見てアピールしていた。

何回メンバーと目が合ったことだろう。

元気な曲ははじける笑顔でだったし、

シリアスな曲はそれらしい世界を作り出す。

実に魅力的な公演だった。

観ていて私は大変元気をもらった。

この「元気」の正体は、

表に出さないメンバーの苦労や努力が

集まって出てきたものかもしれないね。

 

 

それから、8月末に卒業発表をした

キャプテンの北原里英さんに

密着した番組もあった。

 

生い立ちから性格、選抜落ちが続いたこと…

私は自分が中学生の時から

AKB48の曲を聞いていたし、メンバーの

立ち位置なんかも把握しているつもりだった。

きたりえさんはセンターやその脇までは

いかないけれど、いつもテレビの画面を通して

視界に入ってくる、安定したメンバーだった。

なんとなく好きだな、と思ってる

メンバーだったから、NGT48をつくる人として

きたりえさんが発表された時は嬉しかった。

 

自分のことは二の次で、仲間を思いやる。

周りのメンバーからは、「いい奴」と

口を揃えて言われている。

選抜総選挙でも、だいたい選抜入りしてるか

アンダーガールズにいた気がしていたから

2回連続で選抜落ちしていて

「落ちてる時に卒業したくない」と

すっかり元気をなくしていたことは

知らなかった。

そして今、その夢を叶えている。

48グループの中でも地域に密着した活動をして

自分自身はもちろん、後輩たちも

選抜入りするようなグループに成長した。

今年の総選挙で5位にランクインした

「おぎゆか」をドラフトで選んで

NGT48を盛り上げる仲間としたのも

きたりえさんだったし。

 

最近は、BSNラジオで

きたりえさんのソロ番組も始まった。

ラジオのような人となりが

分かってしまう媒体でも、

新潟という土地を本当に気に入っている

という気持ちが伝わってくるのが嬉しい。

 

…と、2年前のこんなアツい

ドキュメンタリー番組を私は

ベッドに寝転んでだらっと観ていたわけだ。

でも、確実に私の中に

「よーし、明日からまた頑張るぞ」

という気持ちが生まれてくるのがわかった。

 

公演を観るだけでももちろん元気をくれるけど

こうしてメンバーやグループの思いや

背景なんかを知るともう、

私も頑張っちゃお!と思える。

いいのんびりの仕方をしたな。