リアル・テルマエとストーンヘンジツアー
「謎の国のありす」というこのブログのタイトルは、ブログを始めた当時私の口癖が「なぞ!」だったためにつけられたものでした。
英語学校のアクティビティの週末編はこれまた任意の格安バスツアー。内容に含まれていた行き先「バース」もきれいなところだと母から聞いていたので参加することにしました。
ツアーの集合場所は「ハリーポッター」のあの壁にめり込むカートがあるキングスクロス駅!でしたが、のんきに土曜を過ごしていた私はツアーの詳細が書いてある紙をよく見ておらず、当日とっても急いでいたので楽しめませんでした。
バスに乗るとユウタとアオイがいちばん後ろの席を取っておいてくれました。
他の英語学校の生徒とも合同だったらしく、バスはほとんど満席です!
イギリスは中心地から郊外に向かってZone1.2.3…と数字が大きくなっていきます。ちなみに私はZone2の家からZone1の学校へ通っています。バスはキングスクロス駅の位置するZone1からどんどん数字の大きい郊外へと走っていきます…
晴天であたたかく、こちらの田舎はのんびりしていて明るいところのよう。ヒースロー空港を過ぎれば草原で羊が草をはむところをバスから見ることができます。あまりの気持ちよさにうとうとするうちに、バースに着きました。
こぢんまりとしていながら、聞いてきたとおりとても美しい街です!
ガイドについてウォーキングツアー。
この建物、買い取るとなると何億ポンドもするそうです!(今は1ポンドだいたい200円くらいです)きれいな曲線は、ピカデリーサーカスのリージェント通りみたいです。
タイミングよく、ノリのよい自転車乗りがポーズを決めてくれました。
任意で、「Roman Bath」といってバースにある「テルマエ」の展示を見ることができるということで、「テルマエ・ロマエ」のファンとして是非行かねばと思い見に行ってみました。
声がとてもよく響く大浴場。かつて人びとはここで泳ぎ回ったり、向こう岸にいる友達を大声で呼んだりして楽しく過ごしたそうです。
それからイギリスに来てから、街ゆく犬がおしゃれだなと思っています。バースでもふかふかのチャウチャウに出くわしました。「写真を撮ってもいいですか?」と聞く前にこのカメラ目線!きっと撮られ慣れているにちがいありません。
お昼をとる時間あまりなかったため、バーガーキングでとても大きいハンバーガーを買い(バースにはだいたいのファストフード店もあります)バスに乗り込み次の目的地へと向かいました。お腹いっぱいで日差しの中バスに揺られていると、やっぱりどうしても眠くなります。
バスを降りると何かが見えてきました…
ここはソールズベリー大聖堂。あの「マグナカルタ」が保存されているのです!
写実的なステンドグラスに、広々とした空間にどっしりとした存在感あるパイプオルガン。フォトジェニックでした。
大聖堂のカフェでお茶もしました。本場の「ショートブレッド」をいただきます!!
ストーンヘンジが間近に迫ります!!
近くにいた観光客をまねて、石を押してみたり
バスガイドさんのご厚意でユウタとアオイと一緒に写真を撮ってもらったり…
とてもあたたかい午後だったのでいつも羽織っているコートはバスに置いてきました。天気もよくて最高の眺めです!!
「注意!」と書かれた貼り紙をしっかり確認しさえすれば、羊たちのいる柵の中に入ることができるんです。柵に入りおそるおそる(草にまぎれる羊のふんを避けながら)近づいてみても羊たちは気にも留めません。
座ってひたすらもぐもぐと咀嚼している羊は最高にかわいかったです。
遠くにもぽつぽつと、さらに遠くまで見渡すと牛もいます。いつまで見ていても飽きず、30分くらいは羊を眺めていました。
帰りのバスでふたたびうとうとし、気がつくと8時を回りバスの外の眺めも暗くなっていました。
ふだん過ごしているロンドンの中心地から外れてみて、大自然を肌で感じ癒された日曜日でした。
最後に、テルマエの縁に座っていたきっとこの施設の職員さんであろうモデルを載せておわります。