たくさんのプレゼント
語学学校で文法の勉強をするときによく使われた言葉たちだけれど、改めて今はプレゼントなんだなーと思いました。
ロンドン最終日はいろいろあったけれど、こんな美しいハロッズの夜景を見ていたらなんでもよくなっちゃいました。
いよいよお世話になったホストファミリーの家を離れる日。さみしくて家から出たくなかったけど、重い荷物と心を引きずって駅まで歩きました。
地下鉄の駅は階段が厳しいのでした。
一段一段汗だくになって降りていると、どこからかふらりとお兄さんがやってきて「助けてあげるよ」と私の25キロくらいあるスーツケースを持って電車まで運んでくれました。
日曜日のフライトのために、今晩泊まるホテルに急ぎます。駅について再びエスカレーターに乗って息を切らしていると、同じくすごい荷物で前に乗っていたおばさんに「荷物重くて大変よね!」と話しかけられました。「でも、この駅はエスカレーターだからラッキーですよね!」と微笑み返しました。
ホテルについて一度荷物を置いたら最後の散策デイのはじまりです。
今日は久しぶりにゆっくりお風呂に入ろうかな。ロンドンのLUSHは二階建てで、どちらの階もおおにぎわいでした。
そしていつかの夢を叶えにアフタヌーンティーへ…前にユウタとアオイと訪れたお店に今度はひとりで。
その前に寄ったお土産屋で気付けばよかったのですが、なんだか今日はクレジットカードの調子がおかしくて会計のときにとても困りました。
お店の人に待ってもらって、もときたホテルへの道を人の波を縫うようにして走りました。地下鉄の中であんなにあたふたしたのは初めてでした。
お店に戻ってくると日が暮れている…この往復の途中で出会う人々の笑顔やちょっとした挨拶に何度助けられたことかわかりません。店員さんもいい人でよかった。
ほっとした気持ちで夜のハロッズの外観を見に出かけました。
ホテルへの帰り道はバスで。
ラッキーなことに一番前の席に乗ることができたので、夜景を楽しみました。
特別な日を夜景で彩る、夜景をプレゼントする…そんなすてきな習慣がいろいろな人にあると思います。バスで帰ることにしてよかった、いいプレゼントを自分にしたなと思いました。
今をとにかく楽しむ、今に夢中になる…それが私の、このロンドンでの生活の目標だったのです。