母と手帳会議をした

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最近手帳のことばかり書いているので、

趣味は手帳ですって言っても

いいのかもしれないと思い始めた。

でも「手帳」ってなんだろ?

 

趣味はサッカーです、だったらプレイする方か観てる方かどっちもか、と説明すれば分かってもらえる。読書だって書を読む、名詞が同時になっているので一言で済んでしまう。でも、手帳ですって説明しづらいなと思う。私は雑誌で手帳の特集を読むのが好きだし、実際に書くのも好きだ。秋に様々な売り場を回って自分にとってしっくりくる手帳を心ゆくまで選ぶのも好き。

 

雑誌には有名人や業界人の手帳の使い方が紹介されている。お笑い芸人の〇〇さんはウィークリーページにネタを走り書きしていますとか、営業部の〇〇さんはフリースペースに目標を書いたり、手帳を使い分けて資格取得に向けての勉強を記録する手帳も使っていますなんていうのがある。一般の人の手帳がどんなふうか見たかったらTwitterやインスタグラムでタグの検索をする。

 

#手帳会議 というタグをたまに見かける。

 

ひとり早朝のカフェで、お気に入りのラテを飲みながら来年の手帳の使い方を考えている投稿には、泡のたつラテとまっさらな手帳の写真。「手帳仲間」と集まって、情報交換したという投稿も目立つ。

 

私は来年ほぼ日手帳(カズン)を使うことにしたが、母もほぼ日デビューした。ちゃんと書けるか自信がないと言っていたので、「#ほぼ日 タグの検索していろいろ写真を見ると楽しいよ」と話した。

 

朝、混みだす前のスターバックスで冬らしいドリンクを頼んで手帳を広げて「手帳会議」をすることにした。

 

母は裁縫や料理を趣味としている。家事としての料理はもちろん、お菓子やちょっとした新メニューを考えるのが好きだ。1年の中で、裁縫か趣味としての料理のどちらかでもしない日はないのではないかというくらい染み付いている趣味だ。

 

「あれを作ろう」と思いついたけれど、いつの間にか半年経っている。刺繍糸やマスキングテープを集めて見本集を作りたいと言っていたのに、集めっぱなし。「やりたいことはたくさんあってやろうと思えば出来ることばっかりだけど、なぜか忘れたりしてできないのよね」と悩んでいる様子だった。

 

ほぼ日手帳の巻末には、100の項目と数字の横に1行分空いたスペースのあるページがある。私が2015年に書いていた「100の夢リスト」みたいなページだ。もともと数字が印刷されているので揃って見えてきれいだ。

 

母にも夢リストのことを話して、突拍子もないように思える夢と(突然世界1周するとか)、2017年に作りたいもの・仕上げたいものを混ぜてこのリストに書いてみたらどうかと提案してみた。

 

まっさらのほぼ日手帳を母とじっくり見てみると、はじめに年間が見渡せるページがあったり、月のはじめに罫線でできたメモのスペースがあったり、1日1日のページにもよく見ると時間軸や5つ分のチェックリストがあったりするのだ。

 

年間が見渡せるページはインデックスとして、「〇月〇日 〜〜旅行2日目」のようにするとそのページのもつ検索性があがる。月のはじめにはその月の目標を書き、下のスペースにはその月の終わりの反省を書く。1日1日のページの時間軸はそのまま使えるし、チェックリストは買い物メモなんかにしてもいいと思う。

 

「日記や目標を書くにしても、マイナスなことはなるべく書きたくないのよね」という母からの意見があった。たとえばテレビなどを見ているといつの間にか眠ってしまうという悩みがあるとする。本当は読書の時間もとりたいし、スマホやテレビなどの光が夜の目には良くないこともわかっている。でも、ついついしてしまう…。

 

それで目標として「〜しない」と書いてしまうのはなんだかマイナスなイメージが染みつき、目標を守れなかった日はいい気分がしない。だから、「眠る前は大きな電気とディスプレイを消し、手元のライトだけをつけて、読書を楽しんでから眠りにつく」というようなことを書くとなんだか挑戦したくなってくる。

 

きちんと毎日1ページを埋められるかどうか、それは親子ともども心配なことだ。でも、「7行日記」や「自己流7つの習慣」などを応用すれば、毎日必ず何かしら書けるのではないかなと思う。

 

ほぼ日デビューをする母と、手帳の楽しい使い方について共有することができた朝だった。