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たけおに惚れた

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はあ…この勇ましい顔を見るだけで涙がほろりと出てきそうだ。

東京から帰省してきた友人と新津の温泉に行く予定を切り替えて、映画「俺物語」を観てきた!


以前「アオハライド」を一緒に観た友人だ。クラッチバッグ持ちは健在で、ロンドン土産とお誕生日プレゼントを兼ねた贈りものを渡すと喜んでくれた。

映画館の入り口には「今週のランキング」という文字の下に上映作品が動員数の多かった順に表示されている。「俺物語」は1位。2位にPerfumeのドキュメンタリー映画、3位に先週観てきた「バクマン。」が続いていた。

ランキングでも人気ぶりが示されていたように、上映ギリギリまでのんきにランチしていた私たちが走ってスクリーンに駆けつけるとほとんどの席に人が座っていた。日曜日だとはいえ、こんなに満席に近いのは久しぶりに見る。

主人公・剛田猛男(鈴木亮平)は高校1年生。 全く高校生には見えない顔面と巨体を持ち、豪傑・硬派なまさに日本男児。いかつい風貌と不器用さで女子から恐れられているが、情に厚くいつ何時も人助けをする包容力で男子からの信頼はアツい!これまで好きになった女子はみんな、猛男の隣家に住む超イケメン・砂川誠(坂口健太郎)を好きになった。
猛男も砂川を素晴らしい男だと認めているので、そうなることも仕方がないと思っている。タイプは違えど、猛男と砂川は親友なのだ。 ある日、猛男と砂川は街中で危機に遭っていた女子高生・大和凛子(永野芽郁)を救い、猛男は大和に一目惚れをしてしまう。 「好きだああああああああ!」 再び3人で会うことになったある日、ふとした大和の仕草で 「大和は砂川のことが好きなのだ」と猛男は気づく。落ち込みながらも大和のために一肌脱ぐことを決心し、仲を取り持とうとする切ない猛男だが――。
(あらすじは公式HPより)

今月2回目のアツい高校生の物語だった。

とにかく、
鈴木亮平さん演じる
「たけお」がすごかった。
花子とアン」や放送中の「結婚式の前日に」で好青年役を演じていて、人のよさがにじみ出る笑顔に惹かれていた。それでも顔をしかめればいかつい役もよく似合う。「天皇の料理番」では衰弱していくガリガリの役を演じていた。

特殊メイクや編集次第で見た目はなんとかなるこの時代に、全身全霊で増量や減量をすることから役に入り込んでいく姿は珍しいのだろう。画面にあらわれるたびに姿かたちがまるで別人になる鈴木さんの役者魂に感動する。

ドラマの録画で病気の恋人を支える誠実な好青年を演じる鈴木さんを観てきたばかりだったので、あのドスのきいたたけおの「好きだ」には客席からもどよめきがあがった。

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あらすじを調べたときに見た公式ページのたけおの顔コレクションもすばらしかった。


原作ファンも不安なく楽しめる
映画が終わってからTwitterを開いていたらアプリ「LINE漫画」の広告で「俺物語のスタンプ付きで無料の漫画を配信!」と書いてあって即アクセスした。(はじめてTwitterの広告機能に感謝したできごとだった)

ちょうど無料配信は昨日までだったのが残念だったけれど、タイミングよく2巻までの原作を無料で楽しむことができた。(ラブリーなスタンプもゲット。嬉しくてついつい使ってしまっている。)詳しくは言えないけれど、原作をぱらぱらと読んでみて、「原作を読んでから映画を観てもこれはおもしろいだろうなー!」とひとり感激していた。

塩顔イケメンとして知られる坂口健太郎さんはクールな感じが砂川の役に合ってたし、たけおが恋する大和を演じていた永野芽郁さんは正統派のかわいい系で、等身大な感じがよかった。

たけおよ、「男らしい」というのは自分は置いておいて人の幸せを願い続けるということなのか。それこそ「男らしく」まっすぐに気持ちを伝えるのが定番じゃないのか。あまりにまっすぐすぎるたけお。むずがゆくなる気持ちをおさえてラストを見守った。

ほぼ満席の観客席の反応
「こんなに観客席の気持ちが一体になった、雰囲気のいい映画ははじめて!」と温かい気持ちになった。

日曜日に観に来てよかった。笑いたいときは遠慮なく笑えるし、うるっとくるときはたいていほかの席のあちこちから鼻をすする音が聞こえてくる。

終わったあとは「おもしろかったー」「たけおかっこいい」「あんな彼氏ほしいわ」みんな楽しそうだった。

おなじく昨日ぐうぜんに「俺物語」を観たという大学の友人にも「男はみんなたけおを目指すべし」と言わしめた。

映画館のレディースデイに、「疲れ気味だから元気になる映画を観たい」と「俺物語」をチョイスする人もいるそうだ。これからどんどん季節は冬に向かい、寒くなってくる。そんな季節を迎える心にぽっと日を灯してくれそうな作品だった。

友人とわかれて家に戻り、何の気なしにテレビ欄を見るとその日の夜の日曜洋画劇場は「プレデターズ」だった。ああ、これもあの友人と観たんだった…もう5年前のことだ。時が経っても肩を並べて同じ時を過ごせるのはたのしい。