TOO YOUNG TO DIE!
「まつ」と「滝子」の力、そして植物図鑑
なつかしさの基準
彼は自身や彼の周りの人を幸せにしようと
タイムトラベルを重ねていく……
髪の毛を伸ばしてたときのモチベーション
実在する人物ではないのですが……
メーテルもとても長い髪の毛の持ち主です。髪の毛がカバンに絡まったり、煩わしいと思ったときは「きっとメーテルも彼女のイメージのためにロングヘアのキープを頑張っているわ!」なんて想像して耐えました(笑)
それから、看護師の経歴を持つパリコレモデルの萬波ユカさん。髪の毛が長いとドライヤーの時間がとても長くなってしまうので、私は雑誌を読んだりスマホを見るようにしていました。
Instagramの「あなたにおすすめの画像」を見ていたら、私と同じくらいの長ーい髪の毛をドライヤーで乾かしている人の動画を発見!その動画の投稿者が萬波さんでした。
萬波ユカさんのInstagram(@nijihan)は長い髪を生かした美しい写真が沢山だったので、「私ももう少しきれいに伸ばそー!」とモチベーションを何度もあげてもらいました。
写真で紹介した方の他にも、美容雑誌などで「髪が資本な有名人のヘアケア!」という特集を見て参考にしました。それから髪の長〜い大学の友人とあるある話をして励ましあったり(笑)
それから
パーマをかけて伸ばし続け、ハネやクセが気にならないくらいの長さになってからストレートにしたのもスパイスになったと思います!
単純なことばかりだったかもしれないけれど、ただ「伸ばさなきゃ!」と思うよりも楽しかったですよ。
第三外国語のこと
4月から、フランス語を勉強しはじめた。
初回の授業で、「名前と所属学科と、なぜフランス語を第二外国語に選んだのかを教えてくださいね」と先生に言われ、1人ずつその場に立って自己紹介した。そのとき自分の口から言葉が出てきて初めて、フランス語を勉強したくなったのかが分かったことが興味深い。
ロンドンで仲良くなった18歳の「パリジェンヌ」がものすごくステキだったうえに、私がメモ書きした日本語の文字がプリントされたものみたいでかわいらしいと興味を持ってくれたこと。英語学校のクラスには少人数ながら4人くらいフランス人がいて、みんな親切で母国語で話し合う声が心地よかったこと。
自己紹介では短く「いつかフランス人のすてきな友達と彼女の国の言葉で言葉を交わしてみたいから」とまとめたけれど、思えば理由らしい理由はまだまだあった。
昔習っていたバレエもまさにフランス!だったし(数字をフランス語で数える先生がいた)、大好きで全巻集めた漫画「のだめカンタービレ」ののだめだってフランスに留学していた。大学に入学したてでとった第二外国語はイタリア語だったが、なんで選んだのかというとそのときイタリア人のおしゃれなポップ歌手にはまっていたからだった(あとから調べたら、「イタリア語で歌っているのに曲調や雰囲気がまるでフランス・ポップなこと」が魅力のグループだった)。
語学を勉強し始めるときはNHKラジオ講座がいいと思ったけれど、それだけでは続かなかった経験があるしある程度自分に負荷をかけないと続かないだろうと考えた。かといって習い事をする余裕があるかといったらないし…と思っていたら、「大学で第二外国語を取り直しちゃえばいいのか!」と思いついた。幸い友人が一年生の時にフランス語を取っていたので相談にも乗ってもらえてよかった。
前にもつらつらと書いたけれど入学してから講義の抽選運にことごとく恵まれず、卒業が怪しくなってしまうのも怖かったから語学の授業をとるのは一石二鳥だとも思った。
第二外国語といえばドイツ語や中国語、それからスペイン語、イタリア語などに人気が集まるから、イタリア語をとった時よりもフランス語の教室が小さかった。 その中で他の人の自己紹介を聞くと、「かっこよくておしゃれだと思ったから」「好きなサッカー選手がフランス人だから」「好きなゲームの主人公がフランス語を話すから」…中には「自分でくじを作って引いたらフランス語が出たから」なんて子もいたけれど、それぞれこの授業を楽しみにしてきたんだなと思った。
一年生ばかりの教室の中に混じることが不安要素だったけれど、おそるおそる教室に入ってみたら学科の先輩がいたのが嬉しかった。こうしてラジオ講座(朝早すぎるのでいつもネットのストリーミングで聴いている)と週三回の講義で、私のフランス語の勉強が始まった。
週三回の講義は朝早いことが辛いけれど楽しい。文法や会話の他に、フランスの文化についても教えてもらえる。フランスでは、お店に入ったら店員さんもお客さんもまずは「Bonjour!」から始める。「コーヒー一杯」なんていうような用件をさっさと言ってしまうと「まずは挨拶でしょ」と言わんばかりに「Bonjour!」と繰り返されてしまった…なんて先生の体験も教わった。
カフェでの会話文を勉強した時はオランジーナはフランスの国民的な飲み物なんだと教わった。そうこうしているうちにオランジーナのCМが新しくなった。「Comment allez vous」は英語で言うと「How are you?」で、「調子はどう?」みたいな感じだ。CMが始まって、さわやかに自転車で通学路を走り「コマンタレブー!!」と人々に声をかける先生。「あれ、まずはBonjourじゃないの?」なんていうのも忘れてしまいそうになったりして…
私は新発売のハニーレモンジーナが気に入って最近よく飲んでいる。
「第三外国語」としてフランス語の勉強を始めてもうすぐ二ヶ月。まだまだ会話をする・文章を綴るのは難しいけれど、確実に知ってる単語や理解できる言い回しが増えてきたことが嬉しい。フランス映画も不思議でおもしろいものがたくさんあるし、音楽ももっと調べてみたい(ああ、ドビュッシーもラヴェルもフランスの人よ)。
無印良品のノートを使用し、私の書いた文字を褒めてくれたパリジェンヌ・マガリとはInstagramで交流を続けている(写真だけで交流できてしまう…)。「パリに来るときは教えてね!」という言葉に、いつか応えたいと思う。
髪の毛が大阪に渡りました
宛先不明の人を想って
文字を読むことが不得意で、勉強が大嫌いだった僕。大学4年のとき卒論のために配属された喜嶋研究室での出会いが、僕のその後の人生を大きく変えていく。寝食を忘れるほど没頭した研究、初めての恋、珠玉の喜嶋語録の数々。学問の深遠さと研究の純粋さを描いて、読む者に深く静かな感動を呼ぶ自伝的小説。
意味のわからないものに直面したとき、それを意味のわかるものに変えていくプロセス、それはとても楽しかった。考えて考えて考え抜けば意味が通る解釈がやがて僕に訪れる。そういう経験だった。小さかった僕は、それを神様のご褒美だと考えた。
どちらへ進むべきか迷ったときには、いつも「どちらが王道か」を僕は考えた。それはおおむね、歩くのが難しい方、抵抗が強い方、厳しく辛い道の方だった。困難な方を選んでおけば、絶対に後悔することがない、ということを喜嶋先生は教えてくれたのだ。
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/10/16
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